タトゥーを消したい…消せるの?

タトゥーを消したい…消せるの?

最近は日本でもファッション感覚で刺青やタトゥーを入れる方が増えています。
ただそれに伴い、気軽な気持ちで入れたことを後悔している、就職の際に不利になるかもしれない、銭湯などの公共の施設で断られた、別れた相手の名前を入れてしまった、結婚や出産が決まったなどの理由で除去を希望される方も多くなっています。

タトゥーの除去は難しいというイメージがあるかもしれませんが、現在では技術の向上や機器の改良により、きれいに除去することができるようになってきました。
タトゥー除去を検討されている方は、気軽な気持ちで専門の機関に相談されてみてはいかがでしょうか。

今回は、除去の種類や方法についてご紹介していきます。

・ヤグレーザーによる治療

レーザーを照射し、色が入っている部分の細胞を破壊し、徐々にタトゥーを除去していきます。治療の際には輪ゴムではじかれたような軽い痛みを伴います。 黒、紺、濃い茶色などであればレーザーはタトゥーに反応しますが、明るい黄色や緑色には反応しにくいため、レーザーでの治療は難しくなります。 照射による傷痕は、時間の経過とともに徐々に目立たなくなり、大きさにもよりますが、治療時間も早く、炎症も軽度です。状態によっては、数回に分けての治療となります。

・スペクトラレーザーによる治療

スペクトラレーザーは、しみや肝斑などの肌質改善のために開発されたレーザーですが、タトゥーの除去も可能です。先に述べたヤグレーザーは明るい色に対しては反応しづらく、治療が難しいという欠点がありましたが、スペクトラレーザーは複数の波長の使い分けによって効果を得られるようになりました。スペクトラレーザーもヤグレーザーと同様に輪ゴムではじかれたような軽い痛みを伴います。むくみや腫れ、内出血がありますが、時間とともに治ります。

・Qスイッチルビーレーザー

膨大なエネルギーを極短時間に照射するため、皮膚の深部へ到達しやすく、標的をなる組織細胞のみを一瞬で破壊します。また、均一にレーザーが照射されるため、治療した際にできる病変部の創面がフラットになり、正常な皮膚組織をほとんど痛めません。

・出血や傷痕が残る心配がない
・治療が早く、炎症が軽度で済む
・レーザー光線はX線と異なり、赤外線・可視光線領域の波長なので安全

といったメリットがあります。痛みに関しては、他のレーザー同様、輪ゴムではじかれたような痛みです。

その他、皮膚を移植することによりタトゥーや刺青を除去することができますが、健康な皮膚を採取し移植するため、健康な部分も傷つけることになり、傷となる範囲が広くなります。それに伴いダウンタイムは長くなります。

また、わずかな色の違いを見分けてタトゥーの色素を除去できるかや、定着しやすい皮膚を採取できるかなど、医師の技量と経験により大きく差がでます。 身体が傷を治そうとして、組織が過剰反応を起こし、かゆみやケロイド症状が出てしまうこともあります。

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