医療法人社団 創輝会
ビタミンC(アスコルビン酸)は美容領域では必須の医薬品と言えるでしょう。
その役割はコラーゲンの合成に関与したり、紫外線による酸化を抑制してメラニンの生成を抑制する効果があります。そのため多くのクリニックで内服を推奨したり、高濃度ビタミンC点滴をおこなうことで直接体内に取り込む以外にもイオン導入や水光注射などで皮膚表面に成分を添加させるなどして利用されています。
また、人類は体内で合成することができないので外から摂取することが必須であり、
不足すると壊血病という病気になってしまいます。
そんなビタミンCですが、近年、皮膚へのビタミンC塗布は紫外線を浴びる前が効果的であるとの報告がなされました。
この報告では紫外線(UVB)を照射する前または後の3時間、ビタミンCを表皮表面に添加した状態を評価したところ紫外線照射後でも紫外線による細胞障害は抑制されるが紫外線照射の前にビタミンCを添加した方がより効果的であったというのです。
これは日頃のケアが大切であるということを示していると思います。日焼けしてしまったらその後ケアをすればいいと思っている方もいるかもしれませんがやはり何事も事前に準備しておく方がいいようですね。
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