今流行りの、貼るヒアルロン酸って本当に効くの??

今流行りの、貼るヒアルロン酸って本当に効くの??

人間の皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織の3つの層からできています。
ヒアルロン酸はそのうちの真皮の部分に含まれている成分です。

1グラムあたり6リットルもの保湿力がある粘弾性があるゼリー状の物質で、水分と結びついて、肌を乾燥から守る役割や、真皮内に網の目状に張り巡らされているコラーゲンの隙間を満たして、肌のハリや弾力を生み出す役割があります。

ヒアルロン酸配合と記載のあるスキンケア用品は数多くありますが、そういったスキンケア用品に含まれているヒアルロン酸は人工的に作られたもので、分子量が100万以上と非常に大きく、肌の内側に浸透させるのは困難です。 肌への浸透性を高めるために、分子を1万以下まで小さくしたヒアルロン酸を配合しているスキンケア用品もありますが、それでもヒアルロン酸が元々存在している真皮まで届かせることは不可能です。しかし、まったく無駄ということはなく、肌の表皮にとどまって肌の潤いをキープし、バリア機能の改善やターンオーバーの正常化をサポートすることはできます。

美容のクリニックで施されるヒアルロン酸注射は、真皮や皮下組織の脂肪層にヒアルロン酸を注入します。これに対し、最近流行っている貼るタイプのヒアルロン酸は、0.2ミリ程度の長さのヒアルロン酸の針を肌に貼るような仕組みのようです。表皮の厚みがおよそ0.2~0.3ミリなので、貼るヒアルロン酸では、真皮や皮下組織まで浸透させることは困難であると考えられます。

貼るヒアルロン酸が影響を及ぼすことができる表皮にある角質層は、皮膚の新陳代謝で剥がれ落ちる部分です。よって、貼るヒアルロン酸がこの角質層内に留まっている間は、それなりにみずみずしさが得られることが考えられますが、すぐに流れ落ちてしまうため、持続時間は短く、効果もさほど期待できないでしょう。

ヒアルロン酸配合のスキンケア用品と同程度の効果ならば得られる可能性があると考えておいたほうが良いかもしれません。

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