年齢とともに出てくる首のぽつぽつってどうにかなるの?

年齢とともに出てくる首のぽつぽつってどうにかなるの?

老人性イボ(脂漏性角化症)とは??

茶色で表面がガサガサしていることもあり、盛り上がって、境界がはっきりしたできものです。最初は平らで、時間が経つと盛り上がってきます。加齢とともに徐々に増えるため、老人性イボと呼ばれることがあります。顔や首元など日光のあたるところに多発します。ほくろと見分けがつきにくいこともありますが、指で削るとぽろぽろとかさぶたのように取れる場合は脂漏性角化症のことがほとんどです。良性のできものなので、放っておいても大きな問題はありませんが、顔や目立つ部位にできた場合は、治療すると目立たなくなります。

どうやって診断するの??

脂漏性角化症と皮膚がんは区別が難しいこともありますが、たいていは拡大鏡を使うことで区別することができます。
それでも区別が難しい場合は、皮膚の一部もしくは全部を切除して組織検査を行います。

どうやって治療するの??

イボに厚みがある場合は、メスを使って切り取ることがあります。浅めに削り取って、しばらくテープを貼ったままにしておきます。その後、テープをはがすと、ほとんどの場合皮膚が再生し、傷はきれいにふさがっています。ほくろに比べ、皮膚の表面にあるできものなので、傷の治りは良いです。

茶色くなっただけで、盛り上がりの少ない場合には、赤みを残しにくいためレーザーでの治療がおすすめです。メラニンに反応するレーザーで治療するので、レーザーを当てると1週間から10日ほどで茶色くなっている部分が剥がれ落ちます。

その他、保険適応で冷凍凝固術といって液体窒素を用いた治療法もあります。脂漏性角化症によって盛り上がった部分は取れますが、数回の治療が必要なことがほとんどです。治療の回数が多いため、より多く炎症を起こしてしまいます。そのため、メスやレーザーによる治療よりも痕がのこりやすくなります。

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