虫刺されの時の対処法

虫刺されの時の対処法

焼けとともに夏の海や山で気をつけたいのが虫刺されです。ここでは蚊を中心とした虫刺されについて解説します。

日本にいるとあまり聞いたことはないかもしれませんが、世界では虫刺されがマラリアなどの命に関わる病気の原因となることもあり注意が必要です。 虫に刺されの主な症状は腫れやかゆみですが、これは吸血の際に注入される唾液成分に対するアレルギー反応,あるいは虫の毒液に含まれるヒスタミンという物質によるものです。 治療はステロイドを外用したりかゆみ止めに抗ヒスタミン薬を飲んだりしますが、症状が軽ければ経過観察でよいこともあります。かゆいからといって掻きむしると痕が残ってしまうのでなるべく触らないようにしましょう。冷やすとかゆみが落ち着くこともあります。

もし虫刺されの痕が色素沈着してしまった場合はレーザートーニングやハイドロキノン、ルミキシルを外用しながら薄くなるを待ちます。 では虫に刺されないためにはどうしたらいいでしょうか?

まず第一に肌の露出を避けることです。草むらのような場所では長袖、長ズボンを着用して肌の露出を減らしましょう。 さらに、防虫スプレーやジェル、蚊取り線香、蚊帳などを利用することも有効です。

虫除け剤にはいくつか種類がありますが、最もよく使われているのがDEET(ディート)です。これは安全性や有効性の面から使われることが多いですが、日本の厚生労働省は6ヶ月未満の乳児には使用しないよう勧告しているので注意しましょう。
また、虫除け剤が効かない虫もいますので、虫除け剤を塗っているからと安心しすぎないようにしましょう。

参考文献
あたらしい皮膚科学 第3版
旅行医学質問箱

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