医療法人社団 創輝会
メラニン色素をつくるメラノサイトという細胞が、母斑細胞という良性の細胞に変化して固まったものです。
生まれつきほくろがある場合もあれば、成長する過程で現れる場合もあります。
みなさんにも馴染みがあると思いますが、色は、茶色~褐色~黒色をしていることがほとんどです。
盛り上がっていたり、大きかったり、手のひらや足の裏にあると良くない…という
話を聞いたことがある人も多いかもしれません。
しかし、そうとも限りませんので、注意が必要な悪性のほくろの特徴を書いておきます。
・大きさが6mm以上
・形が丸くなく、いびつな形をしている
・ほくろと肌との境界が不鮮明
・ほくろの色がまだら
・急に大きくなる
これらのような症状だと、メラノーマと言われる悪性の皮膚がん、または皮膚がんにつながる可能性がありますので、一度専門の医師に診てもらうことをおすすめします。
メラノーマは10万人に1人程度と言われていますが、万が一という言葉もあるくらいなので、もしかしてと思ったら、早めに医師に相談されてください。
先に述べたような皮膚がんだった場合、治療として除去する必要がありますが、良性の場合でも美容的な観点から除去を希望される方が多くいらっしゃいます。
ほくろの除去方法についてご紹介していきます。
炭酸ガスや電気メスなどで母斑細胞を除去します。切るわけではないので、皮膚へのダメージが少なく、回復が比較的早く、傷跡もほとんど目立たないというメリットがあります。 顔の良性のほくろ除去には、この方法がおすすめです。
メスで切り取ったり、円筒状の刃でくり抜く方法です。大きなほくろや深部にまで至っているほくろにはこの方法が有効です。縫合が必要となり、傷跡が残ってしまうので、顔以外の部位に対しておすすめです。 皮膚がんや皮膚がんを疑うものに対しては、この切除手術が適応されます。
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