肝斑を悪化させる要因

肝斑を悪化させる要因

①女性ホルモン

妊娠中や経口避妊薬を服用している人には肝斑ができやすく、
また、生理の周期によって肝斑が濃くなったり薄くなったりすることや、閉経後に徐々に肝斑が改善することから、女性ホルモンが関係していると考えられています。

②紫外線

紫外線は肝斑の直接の原因ではありませんが、長期間浴び続けることによって、肝斑発症の誘因や悪化させる原因でもあります。

③乾燥

肌が乾燥すると、皮膚のバリア機能が破壊されるため、肝斑を悪化させる要因となります。

④摩擦

洗顔、メイク、クレンジングやマッサージの際に肌をこすりすぎると、それが原因で皮膚のバリア機能が破壊され、肝斑を悪化させる要因になります。

⑤ストレス

ストレスによって生理の周期が乱れたりホルモンのバランスが崩れると、肝斑が悪化することがあります。

肝斑の治療法

肝斑の原因が未だわかっていないため、根本的な治療法はありません。可能な限り、上記のような要因を取り除き、その上でこれからご紹介する治療をすすめて行きます。

①内服薬

トラネキサム酸という飲み薬を飲みます。どのような機序で効果が出るのかは諸説ありますが、未だはっきりとは解明されていませんが、この薬が肝斑に有効であることは確かなので、最も一般的な治療法です。

トラネキサム酸は止血剤としても使われる薬で、血液を固まりやすくする作用があるので、血中コレステロールが高い方や動脈硬化がある方、脳梗塞や心筋梗塞など血管がつまる病気がある方へは使えません。他の病気の治療で別の止血剤を飲んでいる方がトラネキサム酸を一緒に飲んでしまうと、血管がつまってしまう危険性があるため、注意が必要です。

②外用薬

肌に塗るタイプとしては、アルブチン、エラグ酸、コウジ酸、プラサンタエキスなど 色々ありますが、最も強力な美白作用を示すのがハイドロキノンです。 ハイドロキノンは濃度が高くなると、肌への刺激が強くなるので注意が必要です。

③ケミカルピーリング

古い角質を除去することで、肌のターンオーバーを促進し、表皮中のメラニンの量を減少させる効果があります。

④イオン導入

皮膚の表面に美白剤を塗っただけでは、なかなか効率よく浸透させることができないので、電気の力で強制的に美白成分を皮膚内部に浸透させる方法です。トラネキサム酸やビタミンCをこの方法で導入します。

⑤レーザートーニング

前回ご紹介した老人性色素斑や脂漏性角化症などのシミは、強めのレーザーを当て、かさぶたを作ってシミを取る方法が一般的ですが、肝斑で同じ方法を行うと、いったんは取れますが、すぐに再発し、更に元よりも濃くなってしまう可能性があります。そのため、強いレーザーを当てることは禁忌とされています。

肝斑の場合は、かさぶたにならないくらいの弱い出力でレーザーを回数を重ねて当てることで、徐々にメラニン色素を分解していきます。これがレーザートーニングという方法です。ただし、この方法もやりすぎると、肝斑が濃くなったり、逆に色が抜けてしまい、まだら状に白くなってしまうことがあるので、注意が必要です。

どの種類のシミなのか、本当に肝斑なのかをご自身で特定するのはなかなかに難しいので、専門の医療機関で診断してもらい、最適な治療法を選択することが最も重要です。 こうだろうという思い込みや決めつけをせず、まずは専門の医療機関をお訪ねください。

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