保険適用になる基準ってあるんですか？

　一般的には，視野障害を伴う程まぶたが開けられない状態に対して『眼瞼下垂症』という病名が付けられ，その病気の治療に対して保険が適用されます。ただし，眉毛挙上をしていたり顎を上げて見る癖のある場合は，視野障害を認めなくても眼瞼下垂症と診断されるケースはございます。
　具体的な指標としては，MRD1（Margin-reflex distance 1 ; 上眼瞼縁から瞳孔中央までの距離），および挙筋能（上方視と下方視時の開瞼幅の差）を計測し診断材料としております。