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ロシアのコロナウイルスの状況は?現在の入国制限の状況は?

新型コロナウイルスCOVID-19感染症が世界各国で猛威を奮っています。日本でも連日多くの人が感染し、新規感染者数は毎日最多を更新している状況です。緊急事態宣言も発令され、なかなか収束の見通しが立っていません。国民一人ひとりが感染しない/させないように日々注意して生活をしていくことが重要です。そんな新型コロナウイルス感染症ですが、世界の状況はどの様になっているのでしょうか。今回はロシアの新型コロナウイルスの感染者数の推移や、それに対して行われている規制などを見ていきましょう。

ロシアの新型コロナウイルスの状況は?

今回のパンデミック(世界的大流行)が始まって以降、ロシアでは3,718,700人の感染者が報告されています(1月25日現在)
ロシアは毎日多くの感染者が出ている状況です。今年5月に第一波が襲来し、ピーク時の一日あたりの新規感染者数は1万人程度を記録していました。その後、今年の12月下旬をピークとした第二波が襲来し、1日あたり2万人を超える感染者数が出る状況となりました。現在は若干感染者数が減少しているようですが、今後この減少傾向が続くかは不透明であり、余談を許さない状況と言えるでしょう。死亡者数も同様の傾向を示しており、1日あたり500人以上死亡する日が続いています。

渡航を考えている場合には、外務省海外安全ホームページで「感染症危険情報」を確認することができます。
これは各国の感染症の危険度を表したもので、

  • レベル1:十分注意してください
  • レベル2:不要不急の渡航はやめてください
  • レベル3:渡航早めてください
  • レベル4:退避してください渡航早めてください

の4段階で表されています。現在ロシアの「感染症危険情報」はレベル3となっています。新型コロナウイルスの流行により、すべての国はレベル2以上に引き上げられています。今後の感染の状況の変化によっては、レベルが更に引き上げられる可能性も十分にあります。ロシアへの渡航を考えている方は、常に最新の情報を確認し、適切な対応を取る必要があります。また、「感染症危険情報」自体は国民の渡航や滞在を制限するような強制力はありません。あくまで目安となる状態ですので、最終的に渡航するかどうかの判断は個人に委ねられています。渡航を考える場合は十分に計画を立てましょう。

現在のロシアの入国制限の状況は?

ロシアでは、昨年の3月から新型コロナウイルスの感染拡大による入国制限を行っており、日本からは限定されたビザ取得者以外原則入国することはできない状態でした。
しかし現在、ロシア政府は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、実施していた入国制限の適用について日本を除外する政令を発表しています。現在は、ビザの種類に関係なく、ロシアへの入国は可能となっています。入国には、入国前72時間以内に受けた新型コロナウイルス感染症のPCR検査の陰性証明が必要となります。また、労働目的の場合には14日間の自己隔離が課されます。

移動には、モスクワ東京間で臨時便が2週間に1便運行されています。今後増便も予定されているとのことです。
もちろん、今後の日本とロシアの感染状況が変化すれば、入国制限の内容やモスクワ東京間の臨時便の便数なども都度変わることが予想されます。渡航に必要な手続きなどに不備が出ないようにしっかりと確認してから渡航の準備をおこないましょう。

ロシアに渡ったあとに注意すべきことは?

まずは基本的な感染症対策の徹底が必要です。マスクの着用の徹底や石鹸での手洗い・アルコール消毒を心がけましょう。ソーシャルディスタンスを取ることや3密の回避も重要です。現在ロシアは感染が拡大している状況にあるため、自分自身を守るためにも、他人に感染させないための対策を徹底しましょう。

ロシア国内の休業や設備稼働制限の状況を見てみましょう。現在ロシアではバーやレストランは閉鎖されていますが、学校の授業や商店の営業は認められているとのことです。集会は2家族10人以下に制限されていますが、今後5人以下に上限を引き下げることも検討されています。

これらの規制は、新型コロナウイルスの感染状況に応じて変わる可能性があります。現在ロシア国内の感染者数や死者数は高い状態で推移しており、今後規制が厳しくなることも十分に考えられます。渡航後にそれらの規制に抵触することがないように渡航前から最新の情報をチェックし、渡航したあとも新しい規制などがないかを確認しながら過ごすことが必要であると言えるでしょう。

まとめ

今回は、ロシアでの新型コロナウイルスの状況を見ていきました。ロシアでの新型コロナウイルス感染症の広がりは、依然として収束の気配を見せておらず、注意が必要な状況が続いています。現在日本からの渡航には大きな制限はかかっていませんが、今後の感染症の流行状況によっては再度制限がかかる可能性もあります。渡航を考えている人は、感染状況やそれに対する規制について最新の情報で確認することが必要です。